葬儀大手の公益社を傘下とする燦ホールディングス(HD)が、喪主の要らない葬儀の全国展開を検討していることが14日、分かった。身寄りのない「おひとりさま」の需要を取り込む狙いがある。燦HDによると、業界でも珍しい取り組みという。契約者の葬儀から納骨までを一手に引き受け、料金は生前に確定させて安心感もアピールする考えだ。  サービス名は「喪主のいらないお葬式」で、関西で5月に先行展開している。今夏以降に関東を加えた後、全国に広げる。燦HDは同業のきずなホールディングスを今秋に買収する予定で、きずなが強みを持つ北海道や九州でも売り込みたい考え。平均的な規模の葬儀で100万円程度だ。


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