被害情報収集システムの画面イメージ(日立製作所提供)

 東京都は南海トラフ巨大地震や首都直下地震などの発生時、都庁舎(新宿区)や臨海部のレインボーブリッジ(港区)など高所に設置したカメラの画像を人工知能(AI)がリアルタイムで解析し、火災や建物倒壊を自動検知するシステムを運用している。警察や消防、自衛隊といった関係機関にも情報を提供し、初動対応の迅速化を図るのが狙い。

 都やシステムを開発した日立製作所によると、高感度・高解像度のカメラ2台を都庁舎に、それぞれ1台をレインボーブリッジとスカイタワー西東京(西東京市)に設け、3月にシステムの本格運用を始めた。

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