9日午後8時前に起きた神奈川県西部を震源とするマグニチュード5.3の地震では、神奈川県内で震度5弱の強い揺れを観測したほか、関東甲信の広い範囲で震度4や3を観測しました。

このうち、震度4の揺れを観測した伊勢原市にある「法泉寺」では、一夜明けた10日、複数の墓石に被害が出ているのが見つかりました。

寺の住職によりますと、150基ほどある墓石のうち7割近くにあたるおよそ100基が地震の揺れで倒れたり元の位置からずれたりしたということです。

けがをした人はいませんでしたが、高い場所に置かれた墓石の中には土砂とともに崩れ落ちているものもありました。

復旧には少なくとも2、3週間はかかるとみられていて「法泉寺」の竹内光照住職は「昨夜は雨も降っていて、地面が緩んだことも原因の1つになったと思う。このところ各地で地震が相次いでいるので、檀家とも相談しながら耐震化を視野に入れた直し方を検討したい」と話していました。

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