2018年8月、群馬県中之条町で、登山道の視察で飛行していた県の防災ヘリコプターが墜落し、消防隊員やパイロットなど合わせて9人が死亡しました。
事故から6年となる10日、町内に建てられた慰霊碑の前で追悼式が行われ、遺族や山本知事などおよそ60人が参列しました。
式でははじめに、亡くなった9人の名前が刻まれた慰霊碑に向かって、全員で黙とうをささげました。
このあと、遺族代表の文章を副代表の塩原喜好さんが代読し「同じ悲しみを二度と繰り返さないという願い、事故を風化させないという遺族の思いはいつまでも変わることはない」と、追悼のことばを述べました。
山本知事は「二度と事故を起こさぬよう防災航空体制の安全管理に全力を尽くし、県民の安全安心を守っていくことを誓います」と述べました。
遺族たちは県に対して、事故を風化させないように慰霊のための登山道の整備を求めていますが、地盤などの問題で工期が延び、当初よりおよそ1年遅れの来年7月に整備が完了する見通しとなっています。
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