昨年度のクマによる人身被害が全国最悪だった秋田県は6日、本年度の捕獲上限を670頭と決めた。これまでの大量捕獲の反動で本来は300頭以下に調整されるが、本年度も人身被害が多いことなどを考慮して増やした。県は被害状況によっては上限を超える可能性もあるとしている。
県の管理計画では、捕獲上限は1012頭を基準とし、前年度の捕獲数に応じて増減を調整している。昨年度は1582頭だったが、実際は上限を撤廃して2327頭を捕獲した。今春時点の推定個体数は2900頭で、減りすぎないようにする。
本年度の被害は7件8人(7月末時点)で、昨年同時期の9件9人とほぼ同水準となっている。
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