長崎市の鈴木史朗市長は31日の記者会見で、8月9日の「原爆の日」に実施する平和祈念式典にイスラエルを招待しないと発表した。31日付で在日大使館に通知した。理由を「政治的な判断に基づくものではなく、式典を厳粛な雰囲気の下、円滑に行いたいという考えだ」と強調した。招待した広島市と対応が分かれた。  鈴木市長は6月、パレスチナ自治区ガザの情勢に対する国際世論を踏まえ、その時点で招待状を送らず、停戦を求める書簡の送付にとどめると表明。判断を先送りにしていた。  31日の会見では、式典が近づいた現時点でも「リスクが軽減されるような動きが今に至ってもなかった」として「大変苦渋の決断だ」と述べた。


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