石川県は30日、能登半島地震における応急仮設住宅の必要分の完成が9月以降にずれ込み、遅いもので11月中になる見通しを示した。当初は原則8月中の完成を目指していた。市や町からの設計変更や追加の建設要請を背景に工期が遅れる見通しだ。
要望のあった6804戸のうち6262戸を8月末までに完成させる予定としており、足元で完成しているのは5498戸。542戸については市町からの仕様変更や追加の建設依頼を受け、完成が9月以降にずれこむ見通しだ。珠洲市や内灘町など一部の仮設住宅は11月中の完成を予定している。
馳浩知事は30日の記者会見で「完成時期が遅れることは大変申し訳ないと思っているが、事業者も懸命に建設を進めている。入居を締め切って終わりにするのではなく、希望者にはできる限り住宅を提供するなど今後も柔軟に対応していく」と方針を述べた。
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