ことし5月に稼働を始めたむつ市にあるトマトの大規模な生産施設では、およそ11万8000本の苗を育てていて、7月上旬から収穫が始まっています。

この施設では、「ココヤシ」の殻を原料にした水はけのよい「培地」で7種類のトマトを栽培していて、従業員らが赤く色づいたトマトを収穫していました。

施設では最適な生育環境になるよう温度や湿度、二酸化炭素の濃度をリアルタイムで測定し、窓の開閉なども自動で行っているということです。

また、選果場では、機械による梱包が流れ作業で行われ、次々と出荷されていました。

農業法人の加藤夢人社長は「できるだけ人間がやらなくていいことは機械化するということで、従来に比べて体に負担がかからないのが特徴です。皆さんに気に入ってもらえるトマトを作っていきたいです」と話していました。

農業法人では、今年度は1000トン、令和7年度以降は1500トンの収穫を見込んでいて、青森県内のスーパーをはじめ全国各地に出荷されるということです。

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