「ブッポウソウ」は、繁殖のために東南アジアから飛来する体長30センチほどの夏の渡り鳥で、環境省の絶滅危惧種に指定されています。

鮮やかな青緑色の羽が特徴で、その美しさから「森の宝石」とも呼ばれています。

三次市作木町は国内有数の繁殖地として知られ、地元の住民グループが巣箱を設置し保護活動を行っているほか、鳥類の研究所と協力して生態調査を続けています。

19日は親鳥が巣箱にいるヒナに昆虫などのエサを運んだりヒナが巣箱から顔をのぞかせたりする姿が見られました。

ことしは4月下旬から飛来し、およそ120個の巣箱で繁殖しているとみられるということです。

保護活動を行っている「めんがめ倶楽部」の坂根憲昭さんは「毎年、ブッポウソウが来るのを今か今かと待っています。大切な鳥なので研究者と協力して生態調査を続け保護に生かしていきたいです」と話していました。

ブッポウソウは9月上旬ごろまで見られそうだということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。