知人の元医師山本直樹被告を診察せずに診断書を不正交付したとして、医師法違反の罪に問われた医師大久保愉一被告に京都地裁は25日、罰金30万円の判決を言い渡した。両被告はいずれも京都市のALS患者への嘱託殺人罪などで実刑判決を受け、控訴している。  判決理由で川上宏裁判長は「診断書の社会的信用性を害する悪質な犯行だ。(山本被告の)依頼を軽々しく引き受け犯行に及んだ意思決定は強い非難に値する」と述べた。  判決によると2018年10月、山本被告を診察していないのに「就労に問題なし」と記した診断書のデータを作成し、山本被告にメールで送信した。診断書は山本被告が当時勤務していた病院に交付された。


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