政府の熱中症対策推進会議(議長・伊藤信太郎環境相)が23日、開かれた。気候変動の影響で深刻化する熱中症について、関係省庁が予防策の取り組み状況を報告。近年ほぼ毎年千人超の熱中症による死者数を、2030年までに半減させるとの政府の実行計画の目標達成に向け、一層連携していくことを確認した。
会議には内閣府、厚生労働省、気象庁、総務省消防庁などから担当者が出席。伊藤環境相は「国民の命を熱中症から守るための政府の体制に万全を期したい」と述べた。
消防庁は熱中症による救急搬送者数について、4月29日~7月21日の累計が約3万4千人に上り、昨年の同時期と比べ約3千人上回るペースだと指摘した。
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