齋藤聡海上幕僚長は今月19日の就任後、初めてとなる会見を23日開きました。

最初に、海上自衛隊で「特定秘密」の情報や潜水手当の受給などをめぐり、違反や不正が相次いだことについて、「国民の期待と信頼を大きく損なう不祥事を起こしたことは誠に遺憾で、心から深くおわび申し上げる」と述べ謝罪しました。

そのうえで、「防衛力の抜本的な強化が進められる中、海上自衛隊はより一層、高い規律の保持が求められており、これ以上国民の疑念を招くような行為があってはならない。国家国民のためにあるという原点を忘れることなく、国民の負託に応えられる組織であり続けられるよう努める」と述べ、再発防止を徹底し、信頼回復に尽力する考えを強調しました。

また、来週、主要な指揮官を集めて再発防止策の取り組み状況について報告を受けるほか、自身も部隊を視察する考えを示しました。

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