動画配信者の男性との婚姻届を偽造し、千葉県富里市役所に無断で提出したとして、女が県警に逮捕され、その後起訴されていたことがわかった。
- 動画で「結婚報告」した女 実は無断で婚姻届提出、市役所が受理
有印私文書偽造・同行使と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の罪に問われたのは、住所不定の動画配信業山本由莉亜被告(35)=公判中。
起訴状などによると、被告は2023年9~10月、無断で婚姻届の「届出人署名」欄にこの男性の名前などを記入し、富里市役所に提出して職員に受理させたとされる。
無断で婚姻届が受理されていたことを知った男性から連絡を受け、市が県警成田署に告発していた。
被告は、男性が配信する動画の内容などから個人情報を特定し、婚姻届の記入欄を自ら埋めていたとみられるという。
男性の動画を16年ごろに知り、連絡をとって知り合いになったが、その後男性宅へのつきまとい行為を続け、警察からストーカー規制法に基づく禁止命令が出されたこともあったという。
市によると、婚姻届を1人で提出しに来た場合でも、「届出人署名」欄を相手の本人が書いたかどうか確認するが、必要な箇所が記入されていれば、原則受理する決まりだという。(熊谷姿慧)
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