海の事故を防ごうと、和歌山海上保安部は20日、和歌山市の和歌山マリーナシティで啓発活動をした。ご当地アイドルグループ「Fun×Fam(ファンファン)」の協力で、救命胴衣の着用などをアピールした。

 同保安部によると、県内では昨年1年間で66件の海の事故が発生し、30人が亡くなった。同保安部はファンファンの情報発信力に期待し、昨年から啓発活動に協力してもらっているという。

 この日はファンファンのメンバーが巡視艇「きいかぜ」に乗り込み、プレジャーボートや釣り客に「万一、海に転落したときのために救命胴衣を着用してください」などと、笑顔で手を振りながら呼びかけた。

 同保安部の岡本顕部長は「救命胴衣の着用で生存率は上がる。海の事故を1件でも減らせるように取り組んでいく」と話した。(伊藤秀樹)

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