埼玉県上里町の教育委員会によりますと、ことし5月に行われた中学校1校の健康診断で女子生徒は上半身の下着を外し、医師の前でははおっていた運動着のファスナーを開いて、胸が見える状態で行われ、保護者から「胸が見える方法がとられたのはおかしいのではないか」と指摘があったということです。

学校の健康診断をめぐっては文部科学省はことし1月に子どものプライバシーに配慮するよう通知を出していて、心臓の異常の有無の確認のため運動着をめくって診察する場合もあることを事前に子どもや保護者に説明するよう求めています。

上里町教育委員会は、「通知についての情報共有が十分ではなく、生徒のプライバシーへの配慮が足りなかった」として今後は、運動着などを着用したままでできるだけ露出を避けた方法に改善するほか、事前の説明も丁寧に行いたいとしています。

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