天皇、皇后両陛下は8日、東京・上野の日本学士院会館を訪れ、学術上の優れた業績を顕彰する日本学士院賞の第114回授賞式に出席された。「太宰治論」が評価された日本近代文学の安藤宏東大名誉教授(66)ら10人が選ばれ、ヨーロッパ初期中世史の菊地重仁東大准教授(47)と地震学の小原一成東大教授(64)は恩賜賞も受賞した。
式後、両陛下は小原氏らから研究の説明を受け、断層が数日から数年かけてゆっくり滑る「スロー地震」について、天皇陛下は「起こり得る地域は」などと質問した。皇后さまは能登半島地震での現象を尋ねた。
その後、皇居・宮殿で受賞者や日本学士院の新会員らと懇談した。
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