東京都教育庁は5日、35の都立高校や特別支援学校の生徒・卒業生の氏名、写真などの個人情報が一時、オンライン会議ソフト「Teams(チームス)」を通じて、他校の生徒から閲覧できる状態になっていたと発表した。外部のウェブサイトへの流出は確認されていない。  都教育委員会はチームスを活用して、都立校の教諭・生徒のみが利用できるシステムを採用。各校でクラス単位や教員単位で授業や資料配布に使っている。今回、情報が漏えいした学校では、クラスや教員以外の関係者も、こうしたやりとりを閲覧できる設定になっていたという。  4月に生徒から通報があり発覚した。5月中旬に各校に周知し、誤った設定を修正した。都教委は今後研修などで使用の適正化を進める。(原田遼)


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