大阪地検トップの検事正在任中、部下に性的暴行を加えたとして、準強制性交の疑いで逮捕・勾留されていた弁護士の北川健太郎容疑者(64)について、大阪地裁は5日、上限となる15日までの勾留延長を決めた。
北川容疑者は6月25日に大阪高検に逮捕され、大阪拘置所で勾留中。刑事訴訟法上、「逃亡や証拠隠滅を疑う相当な理由」があるとまず10日間の勾留が認められる。捜査を続けなければ起訴するかどうか判断できない「やむを得ない理由」があれば、最大10日間の延長ができる。
検察は「更なる捜査が必要」と判断し、地裁に延長を求めたとみられる。
北川容疑者は2018年2月~19年11月に検事正を務めた。関係者によると、同僚らと酒を飲んだ後に部下の女性と大阪市内の自身の官舎に移り、酒に酔った女性に性的暴行を加えた疑いを持たれている。
関係者によると、北川容疑者は逮捕後の取り調べに「同意があったと思った」などと容疑を否認する供述をしているという。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。