芸の上達や無病息災を祈願する「お千度」で、八坂神社に集まった浴衣姿の舞妓や芸妓(5日午前、京都市東山区)=共同

京都・祇園の芸妓(げいこ)と舞妓(まいこ)が芸の上達や夏場の無病息災を祈願する「お千度」が5日、京都市東山区の八坂神社で行われた。祇園祭の前祭の山鉾(やまほこ)巡行(17日)に向けた「鉾建て」が近づき、徐々に祭りの熱気が高まる7月上旬の恒例行事。

京舞井上流の門下生でつくる「みやび会」の舞妓ら約70人が、白地にアサガオの柄をあしらった浴衣姿で参加。「おはようさんどす」とあいさつを交わし、本殿の周囲を回った。

京舞井上流五世家元の井上八千代さんは「神様の恵みが一番頂けるとされる祇園祭の時期にお参りでき、この上ない喜びです。稽古を積んで技芸の向上に精進したいと思います」と語った。〔共同〕

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