旧優生保護法(旧法)下の不妊手術をめぐり、最高裁大法廷が旧法は違憲としたうえで、国に賠償を命じる判決を言い渡したことについて、林芳正官房長官は3日午後の記者会見で、速やかな賠償の実施と、原告側と岸田文雄首相との面会を検討する考えを示した。

 林氏は「本日確定した判決にもとづく賠償を速やかに行うとともに、今後、関係省庁において判決内容を精査のうえ、適切に対応を検討していく」と今後の対応について説明した。

 賠償金支給の法整備をめぐっては、林氏は明言を避けつつ、「原告のみなさまから要請いただいている首相との面会を含め、適切に対応を検討していく」と語った。

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