今野智博被告

 東京地検は2日、弁護士の名義を無資格の人物に貸したとして、弁護士法違反(非弁護士との提携)の罪で元衆院議員の弁護士今野智博容疑者(48)を起訴した。今野被告の名義を利用したとする同法違反(非弁活動)罪で職業不詳辻直哉容疑者(51)ら2人も起訴。同法違反容疑で逮捕された20~50代の男女8人は不起訴処分にした。

 警視庁によると、今野被告らは昨年9月~今年3月、詐欺の被害回復を求める北海道や沖縄などの約900人から、着手金約5億円を受け取ったとみられる。

 起訴状などによると、今野被告は弁護士ではない10人に自身の名義を利用させ、詐欺事件の被害金返還請求の事務をさせたとしている。

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