性的暴行事件による在沖縄米兵の起訴が相次いで発覚したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は3日に上京し、事件の情報を開示しなかった政府に抗議する。首相官邸や外務省、防衛省への訪問を予定している。県が2日、発表した。

 玉城知事は、上川陽子外相や栗生俊一官房副長官らと面会し、それぞれ抗議文を提出する予定。事件が相次いだことに遺憾の意を伝えるとともに、県への通報体制についても整理するよう要請する。

 6月25日に空軍兵、同28日には海兵隊員の事件が地元報道で判明。県警は「被害者のプライバシー保護」を理由に報道発表せず、外務省も捜査当局の判断を踏まえて情報共有しなかったと説明している。

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