角川歴彦被告
東京五輪汚職事件で、大会組織委員会元理事側への贈賄罪に問われた出版大手KADOKAWA前会長の角川歴彦被告(80)が、否認するほど身柄拘束が長引く「人質司法」によって精神的苦痛を被ったとして、国に2億2千万円の損害賠償を求めて27日に東京地裁に提訴することが分かった。代理人弁護士が26日、明らかにした。人質司法に対する国賠訴訟は初めてとしている。 訴状によると、角川被告は2022年9月に逮捕され、取り調べを受けた。逮捕時に持病があり、心臓の手術が予定されていたほか、弁護士との接見中に失神するなど体調不良が相次いだが、罪証隠滅の恐れなどを理由に勾留が続いた。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。