摘発された女性が乗っていた電動スーツケース(26日、大阪市福島区)

またがって移動できる「電動スーツケース」に乗り歩道を無免許で走ったとして、大阪府警は26日までに、中国籍で留学生の30代女性=大阪市此花区=を道交法違反(無許可運転)の疑いで書類送検した。電動スーツケースを巡る同法違反容疑での摘発は全国で初めてという。

府警によると、女性は「乗り物と思っておらず、免許が必要とも思わなかった」と否認している。

女性が乗っていた電動スーツケースは最高時速が約13キロで、ハンドルやアクセルが付いていたことから、府警はミニバイクなどと同じ原動機付き自転車に当たると判断。無免許運転を適用した。

ただヘッドライトが付いていないなど保安基準を満たしていないため、公道での走行は認められていないという。

書類送検容疑は3月31日、大阪市福島区の歩道で、電動スーツケースを無免許で運転した疑い。パトロール中の警察官が目撃し、発覚した。

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