大阪・関西万博の会場となる大阪市の夢洲=21日(共同通信社ヘリから)

 2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)が、ペット同伴入場の実施案を固めた。18歳以上の1人につき小型犬1匹を事前予約の上で受け入れる。半年間の会期中、5月の平日10日間限定。ペットの入場料は求めない一方、飼い主としての適性を確認する方向で調整している。関係者が23日、明らかにした。

 実現すれば万博では初めて。実施案は27日の万博協会理事会で承認される見通しだ。

 実施案によると、縦・横・高さの合計が120センチ以内のケージに収まり、ケージと合わせた重量が10キロ以下の小型犬が対象。公共交通機関に持ち込み可能なサイズを参考にした。

 入場できるのは25年5月12~16日、26~30日で、1日当たりの上限は100匹。暑さと混雑を避け、ペットアレルギーのある人にも配慮する。ワクチン接種や、不妊去勢措置を実施しているかどうかは事前予約時に自己申告してもらう。

 飼い主に動物の愛護や管理の重要性について理解があるかどうかを確認。マナーやモラルに関する動画視聴、テスト実施を必須とする。

万博ペット同伴入場実施案のポイント

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。