輪島市の職員らに魚のつみれ汁と海鮮カレーを振る舞う輪島市朝市組合のメンバー(9日、輪島市)=共同

能登半島地震で火災に見舞われた輪島市朝市組合(石川県輪島市)が9日、被災地の復興に当たる自治体職員らに感謝を伝えるため市役所で「ふるまい鍋」を開き、市職員や市民らが魚のつみれ汁と海鮮カレーに舌鼓を打った。

ふるまい鍋は毎年2月の祭りのイベントとして開かれていたが、今年は開催を見合わせていた。つみれ汁には石川県で水揚げされたニギスや地元の野菜が使われた。

市職員の入山修さんは「これぞ地元の味。温かい思いを受け取ったのでこれからも頑張っていきたい」と笑顔で語った。冨水長毅組合長は「復興に尽力してくれた方々に鍋で感謝を伝えたい」と話した。

総務省消防庁によると、輪島朝市周辺の大規模火災では住宅など約240棟が焼損、約4万9千平方メートルが焼失した。〔共同〕

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