能登半島地震で建物に被害を受けた金沢市の「金沢21世紀美術館」が22日、全面再開した。有料の展示エリアの一部で天井のガラス板が落ちたり、ゆがんだりする被害が発生し、約800枚のガラス板を撤去して安全を確保した。

 来場客がプールの中にいるように見える「スイミング・プール」という作品は地震後、内部に立ち入れなかったが、この日、内側からの鑑賞が可能となった。横浜市から旅行で訪れた永田陽大さん(25)は「タイミング良くラッキーだった」と声を弾ませた。

 美術館は元日の地震発生時は年末年始の休館中で、1月2日から2月5日まで臨時休館した。

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