アルバイト先の学習塾の同僚女性たちの飲料に尿や唾液(だえき)を入れていたなどとして、奈良県警は18日、奈良市の大学生の男(21)を器物損壊と暴行の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し、「逮捕された事実に間違いはない」と話しているという。

 奈良西署によると、男は昨年12月から今年4月まで15回にわたり、県内のテナントビルの男子トイレで、同僚の20代女性ら数人のペットボトルや水筒に、自らの唾液や尿を混入した疑いなどが持たれている。男は当時、このビルに入る学習塾で講師のアルバイトをしていた。

 同署によると、違和感を持った被害者の1人がカバンに小型カメラを入れて、控室に置いていたところ、男がカバンを開けて手を伸ばす様子が映っていた。警察が男のスマートフォンを調べたところ、飲料に異物を混入する様子が記録されているのが確認されたという。(机美鈴)

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