去年4月、神戸市長田区のラーメン店で、店主の六代目山口組系の暴力団組長が拳銃で撃たれて殺害されました。

この事件で、兵庫県警が指定暴力団「絆會」の幹部、金成行容疑者(55)について、組織犯罪処罰法の殺人の疑いで逮捕状を取ったことが、捜査関係者への取材で分かりました。

捜査関係者によりますと、神戸市の事件現場周辺の防犯カメラには容疑者と特徴が似た人物が立ち去る様子がうつっていました。

また、容疑者が潜伏していた仙台市のアパートからは自動式の拳銃1丁が押収され、発射する際に銃弾につく「線条痕」と呼ばれる痕跡が、神戸市の事件の銃弾と一致したということです。

警察は金容疑者が事件に関わっていた疑いがあるとして、7日にも逮捕する方針です。

金容疑者は、4年前に長野県で男性を拳銃で撃ってけがをさせたとして殺人未遂などの罪で起訴されたあと、茨城県でおととし拳銃を使って暴力団員を殺害したなどとして殺人の罪で、5月に起訴されています。

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