新潟県新発田市の横断歩道で小学生の児童3人を車ではねて重軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)の罪に問われた同市の波多野ユキイ被告(88)に、新潟地裁新発田支部は7日、禁錮1年、執行猶予3年(求刑禁錮1年)の判決を言い渡した。  牧野一成裁判官は判決理由で、前方を注視する運転者として最も基本的な注意義務を怠り「過失の程度は大きい」と指摘。落ち度のない3人が約2週間~約3カ月の傷害を負うことになり「結果も重大だ」と述べた。  同居家族が免許証や車の鍵を被告の知らない場所に保管し、再び運転しないための手だてを講じているなどとして、刑の執行を猶予した。


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