著書「ハーレムの熱い日々」などで知られる写真家の吉田ルイ子(よしだ・るいこ、本名類子=るいこ)さんが5月31日、胆管がんのため死去した。89歳。北海道出身。葬儀は友人らで行った。 朝日放送アナウンサーなどを経て、フルブライト留学生として渡米し、フォトジャーナリズムを学んだ。ニューヨークの黒人が暮らす貧しい地区での交流を写真に収め、文章でつづった「ハーレムの熱い日々」を1972年に刊行し、注目された。 89年に日本ジャーナリスト会議(JCJ)特別賞、2003年に東川賞特別作家賞を受賞。著書に「南ア・アパルトヘイト共和国」「わたしはネコロジスト」など。 (写真は、2001年撮影) ◇ 吉田さんは02年1月~03年3月、本紙夕刊にフォト&エッセー「ありがとう 地球の家族」を連載した。
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