突然変異で黄色になったとみられるシュレーゲルアオガエル=5月、和歌山県海南市

 黄色い体で必死に生き抜いた様はまさに「ど根性」―。和歌山県立自然博物館(同県海南市)は、本来は緑色だが、突然変異で鮮やかな黄色になったとみられるカエルの一種、シュレーゲルアオガエルを展示している。真っ黄色の背中は人気アニメ“ど根性ガエル”にそっくり。担当者は「目立つ色の個体が捕食されずに生き延び、見つかるのは珍しい」と話す。  同県田辺市の70代男性が農作業中に発見、同博物館に連絡を入れた。体長約5センチの雌で、紫色の色素が発現せず黄色になったと考えられる。成体とみられ、黄色の体で隠れ抜き少なくとも2回は冬を越したようだ。


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