埼玉県教育委員会は6日、教え子にわいせつ行為をしたとして、県立高校の男性教諭2人を同日付で懲戒免職にしたと発表した。
東部地区の県立高校で臨時任用されていた男性教諭(24)は4月14日、さいたま市浦和区の路上で、昨年度勤務していた県立高校に在籍する女子生徒を抱きしめ、キスをした。女子生徒が部活動の顧問に相談し、管理職が事情を聴いたところ、行為を認めたという。
別の東部地区の県立高校の男性教諭(35)は2013年3月~15年3月、当時勤務していた南部地区の県立高校の女子生徒を自宅に宿泊させ、複数回性交した。今年5月、県教育局に匿名で告発する手紙が届き、該当する男性教諭に管理職を通じて事情を聴いたところ、事実関係を認め、被害生徒が判明した。手紙には、「昨今、教員の不適切なニュースがある中で事実を伝えたいと思った」などとつづられていたという。
県教委は6日付で、全県立学校長に対し、不祥事根絶の徹底を通知。県立学校人事課の担当者は「2件も起きてしまったことは重く受け止めている。さらなる防止策を考えていきたい」と話した。(杉原里美)
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