東京電力福島第1原発=2024年1月12日
本年度2回目となる今回の放出は5月17日に始まり、処理水約7890トンを大量の海水と混ぜた上で流した。東電が原発周辺の海水から検出したトリチウム濃度は、6月3日採取分までで最大値が1リットル当たり7.7ベクレル。放出停止を判断する700ベクレルを下回った。 東電は次回の放出までに、沖合1キロの水深十数メートルにある放出口や海底トンネルの一部を点検する。砂の堆積状況や海洋生物の付着などを確認する。本年度は7回に分けて計約5万4600トンを放出する計画。(渡辺聖子) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。