JR東日本水戸支社の運転士と車掌約200人が所属する土浦運輸区の社内報に、人身事故に遭遇した運転士が「やってもうた」などと答える記事が掲載されていたことがわかった。同支社は「あまりに配慮に欠けて不適切」として、今後社員教育を徹底するとしている。

 同支社によると、社内報はデジタル版で、5月20日から運輸区所属の社員が見られる状態だった。支社内で発生した人身事故について、当該車両の運転士にインタビューする記事で、「率直な感想は?」との質問に「やってもうた」と回答。さらに、「最年少記録の気持ちは?」と聞かれ、「歴史に残る記録を作った(笑)」と答えていた。

 記事は同支社内で問題視する声が上がり、23日に削除されたという。社内報の内容は運輸区の管理者がチェックすることになっているが、同支社は「チェックが不十分だった。再発防止に努める」としている。(細沢礼輝)

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