渋谷区では、10月のハロウィーン期間に渋谷駅周辺で酒が絡むトラブルが相次いでいたことを受け、ハロウィーンや年末年始にかぎり路上や公園での夜間の飲酒を制限する条例を2019年に制定しました。

しかし、去年の新型コロナの5類移行後、ハロウィーン期間に限らず若者や外国人による路上飲酒が目立つ状況が続いていることから、地元商店街などの要望を踏まえ制限する期間を通年に拡大する方針を決めました。

路上飲酒を制限する時間帯は、午後6時から翌朝の午前5時までを軸に検討していて、区の警備員によるパトロールを強化し、路上飲酒をしないよう指導するということです。

区は、関連する条例の改正案を6月の区議会定例会に提出し、ことし10月からの施行を目指しています。

条例の改正について、長谷部健 区長は「去年1年、パトロールなども強化してやってきたが、『ルール的には飲んでいいんでしょ』と言われてしまうことがあった。この街のルールとして路上飲酒を禁止すれば、パトロールで注意するときに重みがでてくる。条例を成立させて、パトロールを含めて区の意思を伝えていきたいし、飲むときはお店の中で楽しんでほしい」と話していました。

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