「日本国際賞」は、国際科学技術財団が毎年、科学技術の分野で人類の平和と繁栄に貢献する優れた業績をあげた研究者に贈っているもので、両陛下は、午後3時すぎに授賞式の会場に入られました。
ことしの受賞者は、数値モデルやデータ解析を通じて遠く離れた場所の天候を予測するという現在広く活用されている気象学の基礎を築いたイギリス、レディング大学教授のブライアン・ホスキンス博士と、アメリカ、ワシントン大学名誉教授のジョン・ウォーレス博士、それに、体内にある細胞核の中にホルモンが届く仕組みを解明し数多くの治療薬の開発に貢献したアメリカ、ソーク研究所教授のロナルド・エバンス博士の3人です。
式典では国内や海外の研究者らおよそ150人が見守る中、3人に記念の盾が贈られ、両陛下は笑顔で拍手を送られていました。
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