警察庁によりますと、平成27年に当時の「山口組」が分裂して以降、分裂後の「六代目山口組」が関係する抗争とみられる事件が、全国で113件発生しています。

中でも、抗争とみられる事件が最近相次いでいる「六代目山口組」と「絆會」をより厳しい取締りの対象とする「特定抗争指定暴力団」に指定するための手続きが、今週、大阪や兵庫など6府県の公安委員会で始まったことについて、警察庁の露木長官は、30日の会見で「対立抗争に一般市民が巻き込まれることは決してあってはならない。全国警察をあげて市民生活の安全確保を図り、対立抗争の早期鎮圧に努めたい」と述べ、取締りを強化していく考えを示しました。

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