神奈川県海老名市は29日、市立杉久保小学校で児童39人が、相次いで体調不良を訴え、病院に救急搬送された、と発表した。熱中症が疑われる症状とみられる。いずれも軽症で、夕方までに全員が帰宅したという。
市によると、1時限目の午前8時45分から9時35分に、児童554人が校庭で運動会に向けた全校練習をした。終了後にまず13人の児童が体調不良を訴え、その後も続出したという。
当時の校庭の気温は24~25度。練習前に、学校側が熱中症のなりやすさを示す「暑さ指数」を測定したところ、積極的に水分補給を促す「注意」レベルの下限にあたる値だったという。
市はこの日、市内の全小中学校19校に対して、改めて熱中症対策を徹底するように注意喚起をし、30日には全校長を集めて情報共有するという。(中島秀憲)
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