静岡県の鈴木康友新知事が29日、就任後初の記者会見に臨んだ。リニア中央新幹線静岡工区の認可に関し、トンネル掘削に伴う水資源への影響の懸念払拭を前提とした上で「最後は政治的な決断が必要だ」と述べた。  鈴木氏は川勝平太前知事の取り組みによって水資源や生態系の保全といった課題が明確になったと指摘。「現実的な解を見いだし、クリアするのが私の役目だ」と強調した。  岐阜県のリニア工事現場付近で井戸などの水位が低下した問題を巡り、JR東海から同県への報告が遅れたことを「不信につながりかねない」と疑問視。信頼関係を構築することの重要性も訴え、JR東海や国の関係者と早期に面会する方針を明らかにした。


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