厄よけで知られる川崎大師平間寺(へいけんじ、川崎市)の10年に一度の「大開帳奉修」(31日まで)に合わせ、アクセスルートとなる京急電鉄大師線周辺で街歩きイベント「タウントレック」が開かれた。京急電鉄が主催し、「市制100周年記念事業・全国都市緑化かわさきフェア実行委員会」が後援、東京新聞事業局タウントレック協会が協力した。

大師橋駅前で京急マスコットキャラクターの「けいきゅん」と記念撮影を楽しむ参加者=25日(安江実撮影)

 好天の下、約360人が参加した。駅や観光施設、店など指定場所を撮影して得点を集めながら3時間以内に戻るのがルール。発着点の川崎競馬場には午前9時20分頃からリュックを背負った人たちが訪れた。受け付けで地図を受け取り、撮影や点数の記録に便利なアプリをダウンロードしたり、仲間とどこに行くか打ち合わせたりしていた。

スタート地点の川崎競馬場でコースなどを確認する参加者=25日、川崎市川崎区で

 友人2人と参加した東京都江東区の梶塚由佳さんは「できる限り回りたい」と笑顔を見せた。京急のマスコットキャラクター「けいきゅん」と一緒に撮影すると100点がもらえる大師橋駅前では順番待ちの列ができていた。(小田克也)

 タウントレック 地図を手に街中のチェックポイントを探して巡る「ガイドのいない街歩きイベント」。個人やチームで参加し、制限時間内に通過したチェックポイントの合計点を競う。高い得点を挙げるには、戦略的によく考えて巡ることが重要になる。チェックポイントに設定されたグルメや観光を楽しめるのも特徴。東京新聞が独自の専用アプリを開発し、タウントレック協会も設けた。



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