去年4月から自転車に乗るすべての人を対象に、ヘルメットの着用が努力義務になりましたが、警視庁によりますと、都内の着用率はことし1月の時点で9.1%と全国平均を下回っています。

着用率の向上が課題になるなか、警視庁は自転車の利用者が多い学校や職場などに対して着用を呼びかける活動に力を入れていて、24日は江戸川区の関東第一高校で交通安全教室が開かれました。

教室には自転車パフォーマーの有薗啓剛さんも参加し、はじめにアクロバティックな技を披露したあと
▽ヘルメットを正しく着用することや
▽スマートフォンを見ながら乗らないことなど
ルールを守って安全に楽しく自転車に乗るよう呼びかけていました。

自転車のヘルメット着用をめぐっては、今年度から都立高校の全校で自転車通学での条件として着用を求めるようになりました。

この私立高校でも生徒の半数にあたるおよそ1000人が自転車通学をしていて、今年度からヘルメットの着用を義務化したということです。

乙幡和弘校長は「子どもたちの安全安心を守るため、生徒たちには基本的な生活習慣の一つとして自転車のマナーを指導していきたい」と話していました。

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