サッカー・フランス1部リーグのスタッド・ランス所属の伊東純也選手(31)が、同意なく性行為をされたとする女性2人の刑事告訴は虚偽だとして女性側に計約2億円の損害賠償を求めた訴訟について、大阪地裁は24日までに審理を東京地裁に移送する決定をした。5月7日付。伊東選手の代理人弁護士によると、女性側が移送を申し立てていた。

女性2人は、昨年6月に共に飲食した後に大阪市のホテルで性被害を受けたとして、準強制性交容疑などで伊東選手を今年1月に大阪府警に告訴。これに対し、伊東選手側も女性2人を虚偽告訴容疑で告訴している。

伊東選手側は2月に大阪地裁に提訴。訴状によると、性加害行為をしておらず「名誉や信用を毀損させることは明らかだ」とし、スポンサー契約を打ち切られたことなどに伴う損害賠償を請求した。

提訴について女性側は、捜査や刑事訴追の手続きに不当な影響を与えるとし、被害が真実であることを明らかにするとしている。〔共同〕

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