栃木 夫婦遺体事件「実行役」の容疑者2人を殺人の疑いで再逮捕

再逮捕されたのは、無職で、韓国籍の姜光紀容疑者（20）と、元俳優の若山耀人容疑者（20）です。

先月、栃木県那須町で、会社役員の宝島龍太郎さん（55）と妻の宝島幸子さん（56）が遺体で見つかった事件では、6人が遺体を損壊した疑いで逮捕され、このうち、指示役の佐々木光容疑者（28）と、仲介役の平山綾拳容疑者（25）が今月、殺人の疑いで再逮捕されていました。

その後の調べで、防犯カメラの映像や供述などから平山容疑者が実行役として手配した姜容疑者らが、空き家のガレージで夫婦の首を絞めるなどして殺害した疑いがあることが分かり、21日、殺人の疑いで再逮捕しました。

警視庁は2人の認否を明らかにしていませんが、捜査関係者によりますと、これまでの調べに対し、姜容疑者は「平山容疑者から殺害と遺体の運搬を依頼され、断ったら何をされるかわからないと怖くなって引き受けた」などと供述しているということです。

一方、若山容疑者は「自分はガレージには入っていない」などと供述しているということです。

2人は報酬として合わせて500万円を受け取ったとみられますが、大阪の繁華街・北新地での遊興費や高級ブランド品の購入に使い、逮捕されたとき所持金はほとんどなかったということです。

警視庁はそれぞれの関わりや役割分担について、さらに調べています。