2025年大阪・関西万博会場の工事現場で3月に起きた爆発事故で、施工業者から消防への通報が発生から約4時間半後だったことが分かった。担当する大手ゼネコン鹿島や大阪市が20日、明らかにした。鹿島担当者は「要否の確認に手間取った」と説明。市消防局は速やかに通報するよう鹿島を指導した。  爆発は3月28日に発生。鹿島などが担当するトイレで、溶接中の火花がガスに引火した。けが人はいなかった。  鹿島によると、発生は午前10時55分ごろ。火が出ておらず、負傷者もいなかったため、11時ごろに日本国際博覧会協会や管轄の労働基準監督署に連絡した。消防には午後3時半ごろになって通報した。


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