群馬県富岡市の群馬サファリパークで20日午後0時半すぎ、女性飼育員(21)がマレーバクに右腕をかまれて重傷を負った。ドクターヘリで搬送されて治療を受けているという。

 同パークによると、飼育員がかまれたのはマレーバク3頭がいる展示場。飼育員は13歳の雌(体長約180センチ、体重約400キロ)に1人でブラシをかけていた。半袖を着ていて袖のない部分をかまれたといい、別の職員が駆けつけて119番通報したという。

 かみついたバクはおとなしい性格で、子ども(雄、生後約1カ月)がじゃれついてきた際に体を起こして飼育員と接触する形になり、かみついたという。同パークは、雌が子どもを別の雄と勘違いして追い払おうとし、その勢いで飼育員をかんだ可能性があるとみている。

 飼育員は入社1年2カ月で、入社以来、かまれた雌を含めバクを担当していた。

 同パークでは2022年9月、動物とふれあえるゾーン内で児童2人が相次いでカピバラにかまれ、けがをしている。(小野智美、角津栄一)

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