東京電力福島第1原発では、作業員の被ばくなどトラブルが続いたことに伴う約800件のすべての作業手順を確認する点検を5月末までに終える見通しになった。点検を終えた作業から、順次再開している。  これまでに、放射線量が高い場所での作業で、手袋を小まめに交換するようにするなど防護対策の見直しもした。東電は新たに始まる作業でも同様に点検を実施するとした。  トラブルの一つで、2月に起きた汚染水浄化設備の洗浄中に汚染水が漏れたことに、原子力規制委員会は15日、廃炉手順を定めた実施計画の「軽微な違反」と評価する一方で「重大な違反になる恐れがあった」と付言。このトラブルで漏れた汚染水は約1.5トンで約66億ベクレルの放射性物質を含んでいた。 

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