18日午後3時15分ごろ、大分県佐伯市鶴見の沖合1.7キロの海上で、汽船の船長から、漁船に乗り上げ相手の乗船者が海中に転落した、と118番通報があった。

 佐伯海上保安署によると、転落したのは漁船を操縦していた市内の漁師の男性(93)で、直後に汽船で救助され、病院に搬送されたが約1時間後に死亡が確認された。汽船に乗っていた船長と釣り客1人にけがはなかった。事故当時は晴れていて、視界は良かったという。

 同署は19日、同市の汽船船長の男(59)を、業務上過失往来危険と業務上過失致死の容疑で逮捕した。容疑を認め、「(漁船に)気づいたときにはもう遅かった」と話しているという。署は、前方不注意の疑いがあるとみて調べている。

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