3日間にわたって開かれる東京の初夏の風物詩、浅草神社(台東区)の三社祭は、最終日の19日、3基の本社神輿(みこし)を境内から担ぎ出す「宮出し」があった。

 宮出しは、午前4時過ぎの神幸祭と境内での担ぎ出しに続き、午前6時半の一本締めを合図に始まった。氏子が担ぎ手を担い、担ぎ出しには神輿同好会も参加した。

 「一之宮」から「三之宮」の神輿は、順に鳥居をくぐり抜け、威勢よく浅草の街に繰り出した。国内外から集まった多くの見物客から歓声が上がった。コロンビアから妻と観光に訪れていたディエゴ・ロアさん(33)は、雷門前で見物した。「お祝いしているのがとても伝わってきた。見られて幸運です」と喜んでいた。(宮野拓也)

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