福岡県筑豊地方に初夏の訪れを告げる「風治(ふうじ)八幡宮 川渡り神幸(じんこう)祭」が18日、田川市の彦山川周辺で始まった。

 風治八幡宮を出発した金色のみこし2基を先頭に、色鮮やかな飾りを施した幟(のぼり)山笠11基が勇壮に川を渡った。

 川の中で腰まで水につかった男衆は高さ約12メートル、重さ約3トンの山笠を激しく揺さぶる「がぶり」を披露。水しぶきと気勢をあげた。

 疫病平癒を願い、約450年前に始まったと伝わる神事。19日には川を渡って八幡宮に戻る「お上り」が行われる。(山本壮一郎)

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